約一ヶ月に渡り、夜な夜なチャレンジしてきた
怪我ねこ大ちゃんの捕獲(DCP(抱っこでキャリーポン)作戦)ですが、
残念ながら捕獲には至らず、一旦撤収する事になりましたのでご報告致します
捕獲を試みた経緯についてはこちらをご覧下さい
大ちゃんの写真をJUN先生にも見て頂き、
毎週、病院に去勢手術と診察の予約を入れ、
サポーターの皆さんと捕獲実行者、病院への搬送、お迎え等の担当スケジュールを組み、
主に火水木金の夜に捕獲を行っておりました。
当初は捕獲器を使えばすぐ捕獲できるだろうと思っておりましたが、
大ちゃんの警戒心は相当なもので、どんなに美味しい餌を使っても
捕獲器に近寄ることはありませんでした。
近隣の複数の方からご飯を貰っていることがわかり、
又、近隣サポータのWさんから過去の捕獲失敗談を伺い、
これは信頼関係を築くしかないと、ご馳走を持参し、夜な夜な通っているうちに、
心を開いてくれ、頭を撫でたり、触れるようになりました。
ずっと大ちゃんの事を見守ってこられたという地主のNさんからもサポートを頂き、
実は大ちゃんの傷は4年前からで、当時放浪の旅から半身の皮を引きずり、
骨や肉が見えた状態で戻ってきたこと、
近隣の皆さんでもう何日も生きないだろうと思っていたけど、
自然治癒力でここまで治ったこと、
大ちゃんには19匹兄弟がいて、ママとメスの妹はNさんが手術をして下さったこと、
近隣では有名なねこで、皆さんが傷を気にして捕獲を試みたけど、
捕まらない頭のいい子であること、
そして近隣の皆さんに愛されていること、等がわかりました。
(この写真は9月時点のもので、現在傷は乾いてもっと良くなっております)
当初、大ちゃんを目撃していた場所は元々空き地だったところに新築のお家が建ち、
夜になるとその玄関前にうずくまっていて、
大ちゃんを気遣う方が紙皿で置き餌をしていることもあり(回収には来ず)
その物件の持ち主の方が嫌な思いをされているのではとの心配もありましたが、
住人の方が引っ越してきた時点で大ちゃんが居場所を移動し、
その心配もなくなりました。
毎晩、同じ時間にご馳走を持って通っているうちに、
大ちゃんの兄弟達も集まるようになってしまい、
このままでは兄弟達の舌が踰えて、
近隣の方が下さるご飯を食べなくなってしまう可能性もあり、
私たちが餌場荒らしになってしまうと懸念していたところ、
肝心の大ちゃんが10/24の夜を最後に姿を見せなくなってしまいました。
実は一昨年、管理現場の地域猫に突然足腰が立たなくなる症状がでて、
病院に連れて行こうとあれこれ捕獲を試みたところ、
足を引きずりながら逃げ回り、結果行方知れずになってしまい、
どこかで保護されたのか?そのまま息を引き取ったのか不明のままとなっております。
幸い大ちゃんは近隣の方からの暖かい支援の元で生きていますし、
今回近隣の皆さんとのネットワークを築くことができ、
地主のNさんとご親戚、近隣の方で捕獲を続けて下さることになりました為、
ねこ家としての捕獲活動は終了することに致しました。
ご自宅での保護用ケージの購入等、色々準備を整え、
お仕事の後、夜な夜な捕獲を実行して下さったNさん、
そして捕獲場所のご提供や、多々サポートをして頂きました地主のNさん、
近隣の皆様、本当にありがとうございました。
怪我した野良猫大ちゃんをめぐり、沢山の暖かい方々と繋がることができました事を
心より感謝しております。
そして兄弟猫達も慣れている子から順に手術を行う事となりましたので、
こちらも追い追いブログにて報告して参ります。
自ら行動を起こす事で、助けて下さる方が必ずいます。
地域猫活動を行うことで、沢山の学びがあります。
にゃんこ先生達にも感謝感謝です😻