2021年9月15日水曜日

9月13日 W2-1現場の地域猫72番さんが虹の橋を渡りました

W2-1現場で72番さんは「ゆきちゃん」と呼ばれていました。


地域猫を全頭保護することは難しく、
また完全な治療をすることも難しいのですが、
もう少しこの世を楽しんでくれてもよかったな.....
ねこ家畑で栽培されたマリーゴールドでお見送りでした


2018年5月にW2-1現場を管理現場に登録した時から餌場にいた猫さんでした。
メスだったのでTNRを急いでいましたが、なかなか捕まりませんでした。

そんなゆきちゃんがやっと捕獲器に入ってくれたのは2018年6月でした。ところが、病院でわかったのは、ゆきちゃんは出産をしていて子猫はまだ離乳前の乳飲み子であろうということでした。ここは覚悟を決めて、手術はせずに麻酔が醒めてからリターンしました。この時点でゆきちゃんがどこで出産をして育児をしているのかはお世話をしているサポーターMさんにもご近所さん達にもわかりませんでした。

ゆきちゃんをリターンしてしばらくしてから管理現場近くで子猫の声がするのでサポーターMさんとSさんが捜索、空き家の物置の中から2匹の子猫を救出、保護してくれました。

みんなを驚かせたのは、保護された子猫に授乳するため、ゆきちゃんがMさんの家に通ってくることでした。

それから2か月後、授乳を終えたゆきちゃんは8月16日にさくらねこになりました。

9月8日のゆきちゃん
食欲が減り、痩せてきていました
お外を見て鳴いていました

9月も少し過ぎてから、ゆきちゃんが不調なようなのでMさんが家の中に療養スペースを作ってくれましたが、お外に行きたがるので自然にまかせると聞いておりました。

ゆきちゃんは9月13日早朝にお庭で息を引き取っていました。
推定5歳くらいのゆきちゃん。地域猫として幸せに過ごせたでしょうか。