2020年5月7日木曜日

4/25〜ちびニャンズのミルクボランティア🍼



副代表の齊藤です。

4/25(土)お昼前頃
いつもお世話になっているJUN動物病院の十月先生より
「子猫を保護して貰えないか?とのお問い合わせが入っているのですが、
ご対応頂けますでしょうか?」
とのお電話を頂きました。

子猫の保護・・・
大きさはどの位か?
捨て猫か?
野外で野良のメス猫から産まれた子猫か?
未手術飼い猫が家で産んでしまったのか?etc・・・

状況によって対応も変わってくるので、早速ご依頼主の方と連絡をとりました。

野良メス猫が自社倉庫内で6匹の子猫を産み、1匹は連れて行ったとの事。
目は開いているが、かなり小さいので産まれてすぐと思うとの事。

母猫が迎えに来る可能性が高いので、そのまま少し様子を見る事は可能か
お伺いしたところ、「祖父に見つかると捨てられてしまう。
過去にも野良猫が子猫を産み、どこかに捨てられたことがあり、
可哀想なのでダンボールに入れ5匹共保護したが、
我が家で飼う事ができないので、里親さんを探している」
との事で、飼って下さる方を友人ネットワークで当たりながら、
車で移動中との事でした。

生まれたての子猫を移動させることは出来れば避けたいところですが、
既に出発されていらっしゃるとのことだったので、
帰りに我が家に連れてきて頂くことにしました。

我が家には先住猫がおります為、
基本的にお外の子を保護する場合は、一旦病院に連れて行き、
ウィルス検査を行ってからの保護となりますが、
子猫の場合は検査ができない為、先住猫と隔離する必要があります。
キャリーケース、保温用の湯たんぽ、ミルク、離乳食等、
受け入れ準備が整った頃、丁度到着されました。
3匹は既に里親さんにお引き渡し済みで、残った2匹を御連れになりました。

生後1週間〜10日位と思われます。


里親さんは保護主さんの方で探して下さるとの事で、
決まる迄の間、ミルクボランティアとしてお預かりすることに致しました。

ただ、この子猫達を里親さんに無事お繋ぎできたとしても、
ママ猫のTNRを行わない限り、又次の出産シーズンに同じ事が起こる事をお伝えし、
引き続き、ママ猫と連れて行かれた1匹も注意して頂くようお願いをしました。

ご帰宅後、やはりママ猫が子猫を迎えに来ているとの事。
写真を撮って貰いました。
その後も夜になると鳴き声が聞こえるそうで、毎晩迎えに来ているのだと思います。
産んだ場所といい、賢いメス猫なのだと思います。

当チームの管理現場であれば、基本的に離乳期迄は母猫の元で兄弟と共に成長を見守り、
離乳期になってから、まず母猫をTNR(手術の際にウィルス検査を行う)
その後子猫を保護し、里親募集という流れでの対応となります。
(子猫が既に野生化して取り逃がす事もあります。
人に馴れる迄、時間がかかることもあります。
ママ猫も必ず捕獲できるとは限りません。)
人間の都合的には、幼いうちに保護した方が人馴れも早く、
里親さんもすぐに決まるという利点がありますが、
猫目線で考え、敢えてその方法をとってはおりません。
これは動物愛護法で定められた8週齢規制の考え方に同調しております。

8週齢規制に関しては動物環境・福祉協会Evaさんのサイトをご参照下さい

この地域、実は昨年の夏にも子猫の保護依頼があった地域で、
サポーターさんのSさんに母猫の写真を確認して頂くと、やはりご存知でした。
今後、TNRにご協力頂けるとの事。
非常に有難いです。

こうして活動を継続することで、猫仲間が拡がっていき、
一般の方とボランティア、行政が連携し、
市川市から野良猫トラブルがなくなり、
殺処分ゼロを早く達成できると本当に良いな〜と思います。

ちびねこ達のお世話は初めは4時間置きの授乳、しかも全然上手に飲めず・・・
シリンジで少しずつ飲ませる為、なんだかんだ1時間以上かかり、
1日6時間以上を費やしました。


コロナ自粛でステイホームの今、お陰様でとても有意義な楽しい時間を過ごせました。
又、私のSNSを見た友人からも「毎日癒しを有難う💕」
と沢山のメッセージを頂きました。

保護主さんは受験生を抱えながら、子猫の将来を真摯にお考え下さり、
当チームで通常使用している里親希望者アンケートや誓約書等にもご理解頂き、
ご尽力頂いたお陰様で、すぐに良い里親さんが決まり、
5/5(火)の朝、お引き渡しとなりました。

11日間と短い間でしたが、子猫達の愛らしさに皆の心が救われました。
お世話させて頂けたことに感謝しております。
ご縁を有難うございました。

ほわちゃん・しーちゃん、
ずっとのお家でご家族の皆様とどうぞお幸せに💕

毎年、5〜6月は春に生まれた子猫がちょろちょろと目につく季節です。
子猫を助けたいと思われる方にお願いです。

箱に入れられている等、明らかに捨て猫の場合は、最寄りの警察に連絡をした上で、
保護して下さい。(愛護動物の遺棄は犯罪です。警察を呼ぶ事で再発防止に繋がります)

明らかに具合が悪い、母猫が迎えに来そうもない場合も保護して病院に連れて行って下さい。

ただ元気に育っている場合は、母猫が必ず育児をしていますので、
すぐに保護をせず、少し様子をみて下さい。
何時間経ってもお迎えに来ない場合や、保護した方が良いと直感で感じた場合には、
保護をお願いします。

子猫のお世話についてはこちらのサイトを是非ご参照下さい。
子猫のへや

生まれるべくして生まれる命。
人間も動物も同じ、唯一無二の尊い命。

✨✨✨全ての命が平和な世の中でありますように✨✨✨