元気な頃。毎日現場周辺をパトロールしていました。 |
N2-1現場で地域猫として暮らしていたチャシくん。体調不良が認められてから2日目の2020年1月20日に病院へ行き、膀胱炎、尿道閉塞、ストルバイト結晶の治療をしました。食欲が戻るまで地域猫ICU(庭の使わなくなったプレハブ小屋)で休ませて、お外生活に戻れるか様子見をしていました。
が、食欲は戻らず24日に大量の出血があったため、再受診しそのまま入院治療に入りました。
入院中は尿道カテーテルを留置し、点滴で体力回復の栄養と抗生剤など薬を入れ、繰り返し膀胱洗浄の治療をしていただきました。食欲が出てきた頃、治療にも抵抗するぐらい元気になった2月1日、検査結果も正常値になったので退院しました。
入院中。ひと気のなくなった夜中にぺちゃぺちゃゴハンを食べていたそうです。 |
3月5日より再び血尿が始まったので受診、点滴とステロイド注射、血液検査、尿道栓子を取る治療に通院し、症状が落ち着いた後は自宅での投薬治療をしました。
5月7日に投薬を終了後、症状は出ておらず、6月13日の尿検査、血液検査も正常になりました。
治療を続ける中、チャシをお外生活に戻すか、このまま保護猫としておウチの子にするか、里親さんを募集するか迷いましたが、エイズキャリアであること、膀胱炎の後遺症として膀胱に尿を溜めておけず頻尿があり再発の可能性も高く、あれこれと環境が変わるのは良くないと判断し、なによりチャシが室内生活を気に入っているようなので、今日、7月1日、おウチの子として寿命をまっとうできるよう迎え入れる記念日にしました。
こーんなに寛いでます。 |
地域猫の病気治療として、入院費用の半額50,611円と治療完了の目安となる血液検査、尿検査の費用7,000円を、中山ねこ家ご支援積立金より補助していただきました<(_ _)>。
通常、地域猫は病気・怪我の治療をしようとすると逃げてしまったり、2度と餌場に戻らなくなることが多いのでそっと見守るようにしていますが、N2-1現場で生まれ育ったチャシはそこから動こうとせず痛みをこらえうずくまり、何とも言えない声で鳴いていたので看取りを覚悟で保護治療をしました。チャシが元気になり、保護猫として暮らしていけることになったのも、ご支援下さる皆さまのお陰です。どうもありがとうございました!(^^)!。
猫は完全室内飼養が決まりです。木登りはできなくなってしまいましたが、これから十分に お世話してまいります。 |