中山ねこ家、発足当時からフォローしているW2-1現場。
緑の多い閑静な住宅街、ご近所のご高齢者仲間の皆さんが猫達のお世話をされています。
この地域には、毎年離乳直後の子猫を置いて姿を消す謎のメス猫(通称銭湯ママ)
がおり、その為いくら他の猫達をTNRしても毎年必ず子猫が生まれております💦
そして今年もどうやら子猫を産み、近隣施設の屋根の上で育児をしているようだ
との連絡が入り、子猫が屋根の下に降りれるようになったら、
『今年こそママ猫を必ずTNRしよう!!!』
と皆で作戦を立てていた矢先、近隣施設の管理人さんが
「子猫2匹とママ猫は下に降りているが、子猫2匹が屋根の上に取り残されているようで
鳴き声も弱くなっており、このままでは死んでしまうのでは?」
と心配され、サポーターさん宅に連れてきて下さいました。
サポーターさんが高齢猫用のレトルトをあげると、相当お腹が空いていたようで、
ペロリと完食したとのこと。
すぐに代表が様子確認→蚤が凄く、低体温で危険な状態との事で
いつもお世話になっているJUN動物病院 さんに緊急搬送🚑
生後1〜1.5ヶ月と思われるオスの兄弟、体重は400gと通常の半分にも満たず、
全身蚤に吸われ、歯茎が真っ白に成る程の貧血、脱水、栄養失調、低体温・・・。
すぐに温めた輸液を行い、ad缶を口に運ぶも食べる事ができず😓
とにかく保温と栄養補給が必要とのこと。
ただ、家に入れるとなるとこの蚤では先住猫や人間にも影響が出るので、
蚤取りはしないとならないが、フロントラインスプレーはアルコールなので、
体温を下げてしまう為使用不可。
お風呂に入れるしかないが、体力を消耗するので最低限で、
明日、連れて来れるようであれば、再度点滴とフロントラインをすることになり、帰宅。
キャリーケース毎お風呂場に直行。
本当に蚤の数がハンパじゃない🙀🙀🙀
洗面器にお湯を張り身体を洗うと、まるで出血しているかのように真っ赤に染まり、
血の匂いが充満。
しかし、蚤は全然取りきれません。
ただ子猫達が、鳴いたり暴れたりするので、体力を消耗させてはならぬと中断し、
ドライヤーで乾かすも・・・蚤だらけ・・😱😱😱
そうこうしているうちにお兄ちゃんがパクパクと口を開けた呼吸となり、
18:55静かに虹の橋を渡りました😿
途中、メンバーから蚤取りコーム、ad 缶、ブドウ糖塊を差し入れて貰い、
懸命に対応致しましたが、23:40チビオも静かに虹の橋を渡りました😿
せめて蚤は全滅させて見送ってあげたいと、夜中の1時過ぎまで格闘するも、
全くキリがなく、一旦ドライヤーで乾かし、タオルに包んで洗面器に入れ、
浴室の窓辺に置いておきました。
翌朝見に行くと、蚤がウジャウジャと集っていました💧
お湯で洗うのでは限界があると感じ、JUNさんでフロントラインスプレーを購入し、
ビショビショにかけて揉み込み、しばらく時間を置いてからドライヤーで乾かすも、
まだまだ湧いてくる蚤達・・・😱😱😱
スプレーしては乾かしを繰り返し、2時間後やっと全滅!!!(実際にはまだいました💧)
兄弟寄り添わせて箱に入れ、やっと浴室から脱出。
部屋に祭壇を作り、お弔いをしました。
育ちの悪い子猫を育児放棄するのは、自然の摂理で特別なことではありません。
が、やはりこうして辛い思いをする命が少しでも減るように、
お腹に入る前に防ぐことのできるTNRは、本当に重要で効果的であると再認識致しました。
必ずママ猫を無事TNRし、不幸の連鎖を今年で断てるよう頑張ります✊