2021年2月11日木曜日

2/8(月)〜2/10(水) K現場TNR

第一次TNRのお話はこちらから

先週のTNRのお話はこちらから


2/8(月) 14時

先週から捕獲器の扉が閉まらないよう固定し、

中で餌を食べるよう慣らしをして頂いている方と待ち合わせをし、

捕獲器2台持参で餌場へ。

既に手術済の猫達は捕獲器の中で餌を食べるが、

未手術の猫達は中に入らないとの事で、

多分他でもご飯を貰っている可能性が高いです。

餌場に対象猫の姿はありましたが、私たちの姿を見るとパッと散ってしまいました。

捕獲器1台をそのまま仕掛け、2台の捕獲器を持ちながら近隣をパトロール。

先週ご不在だったお宅の奥様とお話をすることができました。

猫の糞尿で困っていて、餌をあげている人にご主人が注意をした事があるとの事でした。

お隣のお宅にも伺うと、やはり糞尿に困り、家の周りにネットを張ったり、

ねこ避けを置いたりしているがあまり効果はないと大変お困りで、

そちらで手術を行い、増えないようにして頂けるのは大変有難いとのことでした。

その後、捕獲器を持って1時間位、現場をパトロール。

↑未手術キジオス、捕獲器の匂いを嗅いでいましたが、結局入らず・・・。

多分、どこかでご飯を貰っていて、お腹が空いていないのだと思います。

↑首輪のついているサビ猫、初めて見ました。

とても懐いており、飼い猫と思われます。

現在は殺処分数より、交通事故で亡くなる猫の方が多いです。

飼い主さん、どうぞ完全室内飼いの徹底をお願い致します。

風が冷たく寒かったこともあり、対象猫の姿は無く、捕獲ゼロで撤収しました。


2/9(火) 14時

慣らし餌場は変わらずとの事で、1台仕掛けたまま、近隣をパトロール。

昨日ご挨拶したお家の裏庭で茶白と茶トラを発見。

茶白は隣接したお家の中に入っていったので、そちらのお宅にも伺い、

TNR活動についてお伝え致しました。

裏庭付近に捕獲器を仕掛け、

少し離れた場所にも未手術猫が7匹いるとの情報を頂き、現地確認へ。

お世話をされている方にお話を伺っていると、続々と猫達の姿が!!!

↑三毛猫 (通称お母さんみーちゃん)

急いで捕獲器2台を取りに戻り設置、茶白(オス)とキジ(子猫)をゲット!!!

更に茶白(子猫)と怪我をしているキジ、茶トラ、白黒、キジの姿を発見。

↑首のところに大きな傷があるオス(通称キズオ)

急いで捕獲器1台を取りに戻り、茶白(子猫)をゲット!!!

猫の姿を追いかけているうちに敷地内に入ってしまったお宅の

多分一人暮らしと思われるご高齢女性の方とお話することが出来ました。

「野良猫だって生きている大切な命。

お世話をしてあげたいと思うのだけれど・・・。

去勢不妊手術をして、ちゃんと飼う事ができないのなら、

お世話もしちゃダメと子ども達にキツく言われており・・・。

せめてもと思い、ひなたぼっこ用の台と寒さ避けのハウスを庭に置いています。」

とのことでした。

小さな命を大切に思う、本当に心優しい方なのだと伝わってきます。

「手術はお金もかかるし、個人でやるのは本当に大変だから、我々ボランティアがいます。

手術はこちらで行い、手術済猫の耳にはV字カットをいれてリリースするので、

耳カットのある猫達のお世話を是非行って下さい。

お子様にもこちらのチラシをお渡し下さい」

と、市川市発行の地域猫活動のチラシ、どうぶつ基金さんのパンフレット、

中山ねこ家のフライヤーをお渡ししました。

「手術済の猫の耳にカットが入るなんて、初めて知りました。

優しい活動を本当に有難うございます。少しだけど活動の足しにして下さい。」

と¥1,000-募金を下さいました。

温かな御心遣いを本当に有難うございます。

今日捕獲した猫達の駆虫薬代として使わせて頂きます。


2/10(水)

捕獲器に入った3匹は代表宅通称地域猫ICUにて一泊し、

いつもお世話になっている JUNどうぶつ病院 さんにて去勢手術。

手術は どうぶつ基金さんの無料チケット にて行い、駆虫薬代¥2,400-は頂いた募金と、

積立より捻出致しました。

↑茶白オス(通称チャッ君)三毛猫(みーちゃん)が産んだ子だそうです。

↑10月下旬頃生まれの子猫 キジオス
三毛猫(ガラコ)の産んだ子で茶白と兄弟だそうです。

↑10月下旬頃生まれの子猫 茶白オス
三毛猫(ガラコ)の産んだ子でキジと兄弟だそうです。

19:30頃、リリース。
こちらの現場はお世話をされている方が猫達のことをよく把握されており、
又、猫達も人間に懐いているので、来週獲りきれるといいなぁと思います。

餌をあげる人がいようがいまいが、手術をしない限り猫は増え続けます。

逆に手術さえすれば増えることはなく、発情期の鳴き声も無くなり、

雄猫のマーキングの尿臭もなくなります。

外猫の寿命は大抵3〜4年位で、徐々に数は減っていきます。

手術を行う為には捕獲しなくてはなりません。

野生本能の高い猫は、私たちボランティアがパッと行ってすぐに捕まるものでなく、

やはり猫達が慣れている餌やりさんのご協力は大変重要です。

獲り残した猫がいないかの確認も可能となります。

又、手術済の猫を地域で管理していくことは、ゴミをあさったり、

獲物を追っての飛び出し防止、民家に侵入することの未然防止、

又、一人暮らしのご高齢者が地域猫のお世話をされることで、

ご近所コミュニケーション向上にも繋がっていきます。

地域猫活動は、猫が苦手な方にも好きな方にも、どちらにもプラスしかない活動です。


2016年の活動開始より中山ねこ家がTNRした猫は179匹になりました 

中山ねこ家は「地域猫活動ボランティアグループ」であり、
シェルター等の保護施設をもっている訳でもなく、NPO法人でもなく、
一般市民の方々となんら変わらない普通の人間の集まりです。
不幸な環境生まれの猫や殺処分が無くなるよう、
又、野良猫に関わる人間トラブルが無くなるように
との想いでただただ活動しております。

*去勢不妊手術時の駆虫薬代等、
活動の為の募金にご協力を頂けましたら、本当に有難いです。


ゆうちょ銀行
記号 10510
番号 89145771
口座名 ナカヤマネコヤ 

ゆうちょ銀行以外の金融機関からの場合
店名 〇五八(ゼロゴハチ)
店番 058
預金種目 普通預金
口座番号 8914577
口座名 ナカヤマネコヤ

連絡先
nakayamanekoya@gmail.com

今後とも皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。