2022年10月17日月曜日

10月12日(水) TG現場 オス(クロ)1匹、メス(キジ)1匹のTNR

 TG現場で共に1歳くらいのクロくんとキジさんがさくらねこになりました

10月11日午後 2匹がほぼ同時に捕獲器に入りました


10月12日 不妊化手術&リターン

クロくんは体重もしっかりとあり、風邪や耳ダニもなく無事に手術を終えました。


キジさんは先にさくらねこになった猫たちと同じく風邪で左目は猫風邪による症状の悪化で眼球がなくなっていました。手術中に抗生剤注射を追加しました。


他の猫の捕獲中にも食が細く食いつきも悪かったので心配でしたが、リターン直後にすぐにおねだり。元気になっていました。手術中の補液と注射で楽になったのかな?よかったです。


TG現場で相談者さんからの情報と実際に確認した猫は11匹でした。餌やりさん宅に常駐していると思われる猫7匹、常駐はしていないようだが周囲をうろついている4匹。

常駐している猫5匹(メス4匹、オス1匹)はさくらねこになりました。残りの2匹が見当たりません。

近隣から来ている猫1匹(チャシロメス)がさくらねこになりました。他の3匹はまだ餌やり本宅がわからず今回の捕獲場所に常時いるわけではないので捕獲器を設置できず情報待ちです。


【捕獲中に近隣住人の方々からお話】

・餌やりさん宅はフードをやるだけで不妊化対策をせずどんどん増えている

・フードが足りないのか猫は痩せていて状態が悪い。庭の汚い溜まり水を飲んでいて可哀想

・野良猫に関わるなら地域猫として健康的に暮らせるよう不妊化と管理をしっかりして欲しい

・猫たちが可哀想でフードと水を持って来る人もいる

【餌やりさんのお話】

・餌やりは自分だけでなく他でもやっている家があり、そこからも猫が来ている

・家の前で餌やりをする人がいて、食べ残しを狙って他所から猫が集まって来て迷惑。勝手に庭に水をいれた容器を置いていかれ迷惑

・自分一人が悪いわけではないのに理解してもらえない

と、お互いに平行線です。ただ、猫がいることに関して直接クレームを聞くことはなくて、どちらかというと「猫が可哀想」「猫のために何かしたいけどどうすればいいのかわからなかった」と、フードの差し入れをしてくれる方もいました。

餌やりさんも地域住民も猫の習性や獣医療に関しての知識がないことが残念です。餌やりさんが地域猫として猫たちをしっかり管理(住環境、栄養、トイレの設置など)することで置き餌の防止にもなり、置き餌をする人を地域住民が注意することもできるようになります。

「どうしていいかわからない」部分を解決する方法として地域猫活動があります。今回のTNRを機会に自治体として、地域住民の問題解決として積極的に動けるグループが作れると良いなと感じます。

今回の2匹のTNRはJUN動物病院さんで実施いたしました。手術費用はどうぶつ基金さくらねこチケットを利用いました。手術以外のノミ取りアドボケートとキジメスさんの抗生剤注射による追加治療費は、中山ねこ家地域猫活動ご支援積立募金より充当させていただきました。

❤ご協力下さったすべての皆さまに感謝いたします❤



2016年の活動開始より中山ねこ家がTNRした猫は257匹です

中山ねこ家は「地域猫活動ボランティアグループ」です
保護活動団体ではありません
地域猫活動は飼い主のいない猫に不妊化手術を実施し
野良として生まれてくる猫を無くし、殺処分することなく
野外で生活しなければならない猫を0にしたいという活動です
ご自身で飼い主のいない猫を家族にしたい
または
ご自身で保護をしてお世話をしながら里親募集をしたいという
ご相談にはご協力をさせていだだいております


活動の為の募金にご協力を頂けましたら、本当に有難いです


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