2022年6月6日月曜日

6/3 W1地区メス猫のTNR

 

キジシロさん
さくらねことなり出産から解放され
Oさんにお世話していただきながら
長生きしてください

「数日前から庭に母猫と子猫3匹がいるのでどうしたらよいでしょうか」

5月27日 
ご相談を受けました。ご相談主Oさんは、ご自宅では長年犬を飼い、猫と言えば散歩途中や庭を横切るのをたまに見かけるだけで餌付けなどはしたことがない。放っておけばいずれどこかに行くだろうからとも考えたけれど、そうすると母猫はまた出産し、子猫もメスが成長すれば出産をし野良猫が増えてしまう。それではどんどん可哀想な猫が増えてしまうだけ、とお考えになってくれたやさしい方でした。

親子でいる猫のTNRは、子猫の成長を見ながら最初に母猫のTNRとウィルス検査、次に子猫の保護かTNRするかを考えます。

ご相談をいただいた当日から母猫への餌付けを始めていただきました。餌付けは朝と夕方。手術時間に合わせて捕獲できるように時間を決めてお願いしました。Oさんは猫と関わるのは初めてとのことで、とっても緊張されていました。

捕獲予定時間に合わせて
毎日決まった時間に餌付け
捕獲器の中に入ることに慣れてもらいます


5月28日 
Oさん宅を訪問し、母猫と子猫の状態を確認するはずでしたが、なんと!!!その日の朝に親子は居なくなってしまったと連絡を受けました。猫は出産育児場所を点々と変えるので、Oさん宅もそのうちの一つだったのでしょう。ただ、餌は無くなっている。母猫が食べに来ている可能性は大きいので、扉を固定した捕獲器を置き、中で餌を食べる練習をしながら様子を見ることにしました。

手術の予定日を6月3日としてJUN動物病院さんに予約。予備日として6月4日も予約しました。

6月2日
手術予約日の前日午後、捕獲器の扉の固定を外して捕獲本番へ。17時に無事に母猫が入りました。子猫はまったく姿が見えず、周辺を探してみましたが声も聞こえず、情報もありません。

6月3日
手術とリターン。子猫の保護も考えてウィルス検査をしました。白血病(+)でした。
子猫は育ちあがらない可能性が高いです。Oさんには引き続き付近の野良猫事情、子猫が戻ってきたらTNRをするために観察を続けていただくことになりました。

W1地区は以前、別のエリアでTNRと保護のお手伝いをさせていただいたことがあります。
エイズ、白血病が多く出ている場所です。なので今回ももしかしたらと懸念していましたが、やっぱりでした....。

2016年の活動開始より中山ねこ家がTNRした猫は246匹です

不妊手術代はどうぶつ基金の無料チケットを利用、総合駆虫薬、ウィルス検査代の4,400円は中山ねこ家募金積立金より充当いたしました。


中山ねこ家は「地域猫活動ボランティアグループ」であり、
一般市民の方々となんら変わらない普通の人間の集まりです。
シェルター等大きな保護施設をもっている訳でもなく、NPO法人でもなく、
地域住民が地域の不幸な環境生まれの猫や殺処分が無くなるよう、
又、野良猫に関わる人間トラブルが無くなるように
との想い始めた活動です。


活動の為の募金にご協力を頂けましたら、本当に有難いです。


ゆうちょ銀行
記号 10510
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口座名 ナカヤマネコヤ 

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口座名 ナカヤマネコヤ

連絡先
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今後とも皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。