2021年4月25日日曜日

お庭で子猫が産まれてしまったら・・・

↑昨年保護した乳飲み子猫5姉弟

サポーターさんの小笠原さんより

「友人の友人のお宅の庭で野良猫が子猫を産んだが、どうしたらよいか? 」

とのご相談を受けました。

毎年、この時期はこういったご相談が多くあります。

幸いこの方は「自分でできる事はやるのでアドバイスして下さい」

と前向きなご相談でしたが、「どうにかしてくれ!」と愛護団体やボランティアに

丸投げする人間が多いのが実情です😓

良く考えて下さい。他人任せ過ぎると思いませんか?

自分の家の庭に野鳥が糞をして「掃除しに来い!」と言っているのと同じことです。

もちろん猫のお世話は糞の掃除より手間もコストもかかります。

が、愛護団体もボランティアも、初めは皆素人で同じ人間であることに変わりありません。

「家で飼うのは難しいけど、庭でならお世話できる」

「お世話は難しいけど、諸々かかる経費の負担はできる」

等々、自分事として考え、できる事を実行して頂きたいと思います。

もし何もできないのであれば、「何もしない」(文句も言わずに自然に任せる)

という選択肢もあります。

そのうち一家でご飯を貰える安全な場所に引っ越しすることも有り得ますので。

因みに捨て猫は、動物愛護法違反という犯罪になります🚨🚨🚨

1年以下の懲役または100万円以下の罰金


もしお世話が可能な場合は下記を参考に是非実行されて下さい💕

1.母猫には栄養価の高い餌をあげる

2.可能であれば発泡スチロール等でハウスを作り、清潔に保ち見守る

3.子猫が子猫用餌(離乳食)を食べられるようになる生後1〜2ヶ月を目処に

母猫を捕獲し不妊手術する

4.子猫は保護できるのであれば保護して里親募集をかける

5.保護が難しければ、そのまま餌やり等のお世話を続け、去勢不妊手術ができる月齢

(通常は生後6ヶ月、JUN先生 であれば体重1kg以上(生後2〜3ヶ月)で可能)

でTNRし、地域猫として管理していく。

※野良猫の捕獲には捕獲器が必要なので、管轄の行政にご相談下さい。

(貸出可能な場合も有り、その地域を管轄している団体を紹介して頂ける場合もあります。)

野良猫を家に入れるというのは、特に先住動物がいらっしゃる場合はリスクもある為、

必ずしも室内で飼わなくてはいけない!という訳ではありません。

ただ母猫が育児放棄をしてしまった場合や、捨て猫された場合には、

すぐに保護しないと命に関わります。

まずは保温して動物病院へ連れて行って下さい。

お世話の仕方等はこちらのサイトに詳しく載っていますのでご参考になさって下さい。

子猫の部屋

今回はお庭にハウスを作り、母猫に餌をあげ、見守って頂くことになりました👏👏👏

今後、母猫のTNRや子猫の里親募集等は、お手伝いをしていく予定です。

ただこの地域、近所の公園で猫が増えているとの事で、早速現地確認へ

現地は市川市と船橋市が隣接しており、公園は船橋市になります。

↑船橋市発行の餌やり禁止の立派な看板😓

いつものことながら、こういった看板では何の解決にもなりません🙅🙅🙅

又「餌をあげるから猫が増える」という間違った認識を助長し兼ねません。

手術をしないから繁殖するのです!!!

どうせ看板を設置するなら

「猫へ餌をあげるなら、必ず去勢不妊手術を行って下さい。

手順について不明な方はこちらまで」とし、餌やりさんから直接管轄している部署へ

連絡を促した方が、根本解決に繋がっていくのにと。

餌やり禁止看板があることで、多くの場合、餌やりは隠れて続けられます。

餌をあげている人達にとってはそれが『正義』だからです。

近隣クレームの多い地域こそ、行政が積極的に地域猫活動を推奨し、

本当の意味での問題解決に導いて頂きたいと切に願います。