2020年2月15日土曜日

K現場 2月11日〜14日の活動報告

2/11(火) 祝日で仕事が休みの為、サポーターの篠塚さんと共に
15:00頃に現場に行きました。

猫たちの姿はなく、捕獲器3台、一応設置しましたが、入る訳もなく・・・。

通行人の男性3名にチラシを渡し、活動についてお話させて頂きました。
皆さん、この地域に猫が沢山いることはご存知で、
1人の方からは、お世話をしている方が複数いるとの情報を頂きました。
1人の方は古くから住んでいるそうで、
昔はこの辺りは湿地で、駅が出来るという話で造成が進み、
結局駅は出来ず、空き地だらけになってしまったとのこと。
1人の方はお休みの日に家庭菜園をされていて、
猫の糞尿に困っているそうで、
ご自身で仕掛けを作って捕まえたこともあるとのことでした。
捕まえて下されば、こちらで手術後に耳カットを入れてリリースするので、
ご連絡下さいとお伝えしました。

そうこうしているうちに、前回お会いした餌やりさんがいらっしゃいました。
ばら撒きの餌やりは止めたそうで、猫が何時に来るかはわからないとのことでした。

この地域に未手術の保護猫のお世話をしている方がいるそうで、
もうすぐ生まれそうな雌猫がいるらしいとの情報を伺い、
病院には毎度3匹で手術予約をしており、今日はキャンセルになるので、
その枠で手術可能なことを伝えて貰い、現地確認に伺いました。

オスメス混ざった状態で10匹の未手術保護猫がいました。
同じ柄が多く、近親交配の可能性も高く、皆猫風邪をひいており、
尿臭もひどく、人馴れはしていますが、お外の子よりも状態が良くありません。

取り急ぎオス2匹、メス1匹を捕獲し、翌日手術後、耳カットを入れお戻し、





2/12 メス2匹、オス1匹を捕獲、
翌日手術(メス1匹に2匹の赤ちゃんが宿っていました)耳カットを入れお戻し、





2/13 メス2匹、オス1匹を捕獲、
翌日手術(メス1匹に6匹の赤ちゃんが宿っていました)
耳カットを入れ2匹お戻し、
もう1匹のメスは成長不良で血尿も出ており、状態が非常に悪いので、
ねこ家で保護して里親さんに繋いでいくことに致しました。




飼い主の方はご高齢で、10匹の猫をこのまま飼育して行くことは難しいとの事で、
猫風邪を治し、状態を良くするよう努めて頂き、里親さんを募集することになりました。

この地域、昔から捨て猫が多く、捨てられた子猫を保護されていたとのこと。
ただ、未手術での飼育はあっという間に多頭崩壊に繋がります。
去勢不妊手術の徹底は飼い主の責任です。

手術が後半月遅れていたら、お腹の子が生まれてしまい、あっという間に18匹です。
宿った命を人間の都合で殺生するということは大変酷いことではありますが、
手術が間に合って本当に良かったというのが正直なところです。

今回の費用につきましては、一旦ねこ家で立替し、
無事里親さんが見つかった場合には里親さんから、
里親さんに出せなかった場合には保護主さんより返済頂くことになりました。

今回、多頭崩壊を未然に防ぐことができたのは、
餌やりさんと地域住民の方とのトラブルが表面化しており、
行政が介入していたことが大きいと思います。

もし餌やりさんが人目につかない夜中等にコソコソと餌やりを続けていたら、
問題が表にでることなく、多頭崩壊し、不幸な猫が増えると共に、
近隣の皆様にも多大なご迷惑がかかっていたことと思います。

2016年の活動開始より中山ねこ家がTNRした猫は91匹になりました 


中山ねこ家はただの「地域猫活動ボランティアグループ」であり、
シェルター等の保護施設をもっている訳でもなく、NPO法人でもなく、
一般市民の方々となんら変わらない普通の人間の集まりです。

今回より始めたTNR活動 K現場は中山ねこ家本来の活動地域ではなく、
空き地・山林・市の所有地等、助成金申請が認められない場所であるため、
市川市環境保全課と協働とは言え、資金の援助はございません。

(現在11匹手術済、かかった経費¥73,400-)
(9匹の保護猫の手術、治療にかかった経費の立替金 ¥67,320-)

20匹以上いると思われる野良猫の去勢不妊手術の費用はご支援積立金から充当させて
頂いておりますが、いよいよ余裕がなくなって参りました💦

*去勢不妊手術代の募金にご協力を頂けましたら、本当に有難いです。

ゆうちょ銀行
記号 10510
番号 89145771
口座名 ナカヤマネコヤ 

ゆうちょ銀行以外の金融機関からの場合
店名 〇五八(ゼロゴハチ)
店番 058
預金種目 普通預金
口座番号 8914577
口座名 ナカヤマネコヤ

連絡先
nakayamanekoya@gmail.com


この地区の野良猫トラブルが少しでも軽減され、
不幸な環境生まれの猫たちがいなくなるように、出来る限り努力してまいります。
ご理解、ご協力の程、 切にお願い申し上げます。